真性包茎と仮性包茎の基本的な知識
男児の赤ちゃんはみなペニスに皮が被った真性包茎で生まれてきますが、成長をするに従い亀頭が露出するようになります。
しかし中には、思春期を過ぎても亀頭が露出しない人も少なくありません。
そのような状態は包茎といわれていて、普段から皮が被っていて亀頭と癒着し自分の手で剥がそうとしても捲れない場合は真性包茎といわれ、治療が必要になります。
皮がむけないと、恥垢を洗い流すことができずに蓄積して炎症や病気、悪臭の原因になるからです。
また真性包茎なら勃起をしたときもむけないので性生活が難しかったり、排尿時に尿が飛び散るなど様々なリスクがあります。
普段は被っていても自分の手で剥くことができたり、勃起時に自然とむける場合は仮性包茎です。
毎日気を付けて自分で皮を剥き垢を洗い流すことができれば清潔を保つことができ、勃起時も自然に皮が剥けるので性生活にもあまり支障がなく、必ずしも治療が必要ではありません。
仮性包茎か判定することが基本
真性包茎なら治療が必要ですが、仮性包茎なら治療の必要性は低く自分で改善することも可能です。
しかし自分が包茎だとわかった場合に、仮性だと思って放置しても良いのか、本当は真性で治療をしなければいけないのかの判定が必要になってきます。
自分で仮性包茎かどうかを判定する基本的な方法は、自分で皮を剥いてみることです。
判定を行うタイミングは勃起をした時です。
勃起時に手で皮を下に向けて剥いてみて、亀頭が露出するかどうかを見ます。
亀頭が完全に露出すれば仮性包茎と判断され、一部引っかかってむけない場合や狭くなっていてむけない場合は真性包茎かカントン包茎と判断します。
また何とかして亀頭が全部露出したとしても、亀頭の下の方で締め付けを感じる場合は仮性包茎ではなく、カントン包茎と判断し治療が必要です。
このように勃起時に皮をおろしてみて、引っかかりや締め付けがなく完全に亀頭が露出すれば仮性包茎と判断され、治療をしなくても良いということになります。
まとめ
普段から皮を被っているので包茎だと自分で判断できても、仮性包茎なら放置しても大丈夫ですが、もし真性包茎やカントン包茎なら放置しておくことはできません。
治療の必要性を確認するためには仮性包茎が同課の判定が必要で、基本的な判定基準が勃起時に自分で皮をおろしてみることです。
スムーズに完全に亀頭が露出したら仮性包茎だと判断ができ、基本的には治療の必要がないので、清潔を保つことに注意をしながら、安心してそのままでいることができます。