包茎は日本人に多いといわれますが、大人になっても包茎という状態でいるのは男性にとっては辛く感じるものでしょう。
普段は服を着ているのでわかりませんが、温泉に行ったときや女性と性交をするときなどに周囲の人にわかられてしまうことがあるからです。
見た目だけでなく衛生面においても不快を感じることがあるので、できれば治したいものです。
ここでは、包茎とは何が原因で起こりどのような状態のことをいうのか、また手術をしないと治らないものなのかなど包茎について解説します。
それに日本人に多いといわれる仮性包茎でも治療をしなければ治らないのかなど、仮性包茎についても説明しましょう。
包茎の原因と種類について
包茎とは、男性性器の亀頭に皮が被っている状態のことを言います。
もともと男の子の赤ちゃんは包皮の方が長く亀頭と包皮が癒着していて包茎の状態で生まれてきますが、成長に伴って皮がむけ思春期の頃には癒着が完全になくなり亀頭が露出した状態になります。
成長に伴って大きくなる性器が余っていた皮よりも大きくなるからです。
しかし大人になっても皮がむけないことがあり、それが包茎といわれる状態です。
包茎には4つの種類があります。
まず1つ目は真性包茎です。
生まれた時の男児は全員真性包茎ですが、成長をするにつれて自分の性器の皮をめくるようになります。
その練習を積み重ねることでほとんどの男性が包茎ではなくなるのですが、自分で皮をむいた経験がない人や、皮が伸びにくいなど体質的なことが原因で真性包茎になってしまいます。
真性包茎は平常時でも勃起時にも皮をかぶっていて亀頭を露出させることができないという症状です。
2つ目は仮性包茎で、平常時は皮をかぶっていても勃起時には露出できます。
3つ目はカントン包茎で、皮をめくろうとして途中で止まってしまい亀頭を締め付けた状態になっているものです。
そして4つ目は肥満などが原因で皮がたるんで、普段は露出していても前かがみになったりすると被ってしまうものをいいます。
日本人に多い仮性包茎の特徴と注意点
仮性包茎は平常時は基本的に皮が被っていても、勃起をするときには皮が捲れて露出をすることができて、痛みや締め付けもなくできるので性交には支障がありません。
また基本は皮をかぶっていても、自分の手で皮を剥くことができれば仮性包茎です。
ただ同じ仮性包茎でも、性交時にはスムーズに皮が捲れて痛みも何もない軽度のものから、勃起をしても皮がまだたくさん余っていてスムーズに挿入できず射精もしにくい重度のものまで、程度が様々です。
性行為については、それほど悩まなくても良い程度の仮性包茎でも、基本的に日常皮をかぶっているので、衛生面で気を付けなければいけないことがあります。
包皮で覆われた亀頭部分には遅行がたまりやすいため、入浴時には自分で皮をめくって中まできれいにしないと細菌が増加して炎症を起こしたり、臭いのを発生したりします。
自分が炎症を起こすだけでなく、性病を起こす可能性がある菌が入っていることもあり、女性に移さないためにもきれいにしコンドームをつけるなどして移さない努力が必要です。
さらに仮性包茎の場合、基本的に皮が被っているのであまり刺激を感じないのですが、性行為の時に皮が捲れると少しのことで刺激されるため早漏になりやすい傾向にあります。
仮性包茎を治すためには手術が必要か
真性包茎は自分で治すことはできませんが、軽度の仮性包茎なら自分で改善することは可能です。
包茎は性器よりも皮の方が伸びているために起こることが多いので、自分でマッサージをしてペニスを大きくしていくことが大切です。
即効性はありませんが少しずつ行っていくことによって、徐々にペニスが大きくなり平常時でも亀頭が露出することが期待できます。
ただ、痛みがひどいときは無理は禁物です。
ペニス増大サプリを用いても良いでしょう。
仮性包茎は勃起時には皮がむけるので、子どもができないわけではありません。
それも仮性包茎の特徴ですが、衛生面や見かけなどで悩みが深く、自分で皮を剥く練習をしたりサプリを使っても改善できない場合は、専門医で治療をするという方法もあります。
余分な包皮をカットして亀頭を出すのですが、真性包茎とは違って保険がきく手術ではありません。
真性包茎は性行為や衛生面で大きな支障が出るので保険適応扱いですが、仮性包茎の治療はそこまでではないのです。
手術には費用も掛かるし傷跡が多少残るので、仮性包茎の人が全員治療しないといけないわけではありません。
どうしてもコンプレックスになってしまう場合は、自費で手術を受けて改善をさせる方が良いでしょう。
まとめ
仮性包茎は平時は皮をかぶっているので、温泉などほかの人の目がある場所ではつらい尾も老いをすることはありますが、基本的には日常生活に支障がなく性行為も普通に行うことができます。
毎日皮をめくって恥垢をとって清潔にさえしておけば、特に問題なく過ごすことができるので、必ずしも手術をする必要はありません。
しかし仮性包茎がコンプレックスになって積極的になれないとか、衛生面に不安があって気になるという場合は思い切って手術を受けることで悩みから解放されることが期待できます。
手術をする際は費用も掛かるので、病院選びにも気を付けて納得のいく方法で手術を受けることが勧められます。
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